すばるゼミ運営代表ブックレビュー
『60分でわかる! 障害者総合支援法 超入門』を読んだ
実際に社会に出てから25年以上経ち、
いくつかの事業を立ち上げて様々な人たちと一緒に仕事をしてきた。
五体満足で、普通の家庭に生まれたにもかかわらず
仕事が嫌いなひとと言うのも存在する。
しかし、働くことは大切な基本的人権の一つ。
働くことで得られることは大きい。
金銭的な面だけではなく、
人から認められたり、人から必要とされたり、
あるときは感謝されたり褒められたり。
社会とかかわりを持つことで味わう幸福感。
これはすべての人が手に入れる権利があるはずだと個人的には思う。
私が、福祉関連の事業を始めた目的は、
発達特性および発達障害傾向を持つ青少年の就労機会を増やす枠組みを作ること。
日本の障害者支援の枠組みは、進歩と発展を続けてはいるが
まだ足りていないものもある。
それらを「経営」と「ビジネス」の技術とノウハウを使いながら
少しでも解決できたらと思う。
本書は、障害者支援に関する入門書。
主張や内容の偏りもなく、
私のような法律の素人でも概要を理解できる良書だった。
Part1 障害者福祉の歴史と法からみえる権利と目的
Part2 障害者総合支援法は、誰のための法律か?
Part3 自立支援給付でできること
Part4地域生活支援事業でできること
Part5 各種サービスを利用する手続きと流れ
Part6 生活や財産を管理する成年後見制度
Part7 障害児が対象の支援とサービス
Part8 障害者の人権を守る法律
タイトル:60分でわかる!障害者総合支援法超入門
著者:外岡潤
出版社:技術評論社
澄陽学園 すばるゼミ
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