運営者 生田目康道が語る、すばるゼミ運営の想い
これまでの社会では、働く人が職場に合わせることが当たり前とされてきました。
決められた時間に出社する。
複数の仕事を同時に進める。
あいまいな指示を理解する。
周囲の空気を読む。
自分から質問する。
急な変更にも対応する。
人間関係を自分で調整する。
こうした働き方に自然に適応できる人もいます。
一方で、発達特性のある人や、今の働き方に合いにくさを感じる人にとっては、この「当たり前」が大きな壁になることがあります。
しかし、それは決して能力が足りないということではありません。
指示を文字や写真で示せば理解しやすくなる人がいます。
作業を細かく分ければ、正確に進められる人がいます。
静かな環境であれば、集中しやすい人がいます。
決まった手順があれば、安心して力を発揮できる人がいます。
人とのやりとりは少し苦手でも、丁寧で正確な作業を得意とする人がいます。
つまり、困りごとは本人だけの中にあるとは限りません。
その人の特性と環境がうまくかみ合っていないときに、困りごとが大きく見えてしまうことがあります。
だからこそ、子どもに「社会に合わせなさい」と伝えるだけでは十分とは言えません。
社会の側にも、一人ひとりが持つ力を発揮できる環境をつくるという視点が必要です。
人を仕事に合わせるだけではなく、仕事を人に合わせて分解する。
人を環境に押し込むのではなく、人が力を出せる環境を設計する。
失敗を責めるのではなく、仕組みで防ぐ。
できないことだけを見るのではなく、できることが価値になる形をつくる。
私は、そうした環境づくりにも、経営の力を生かしていきたいと考えています。
教育で子どもの力を育てる。
そして、社会の側にも受け皿をつくる。
この二つがつながってはじめて、自立支援はより現実的なものになっていくのではないでしょうか。
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