すばるゼミには、どんな子どもたちが入塾してるのか

教室長澄井先生がすばるゼミについてさまざまな視点で教室をご紹介いたします!

(※この内容は動画でもご覧いただけます)

【すばるゼミには、どのような子どもたちが入塾していますか?】

まず一つは、日頃の学校の勉強についていけなくなっているお子さんです。 勉強についていけないまま授業が進んでしまい、学校でちょっと困っている様子を見て「何とかフォローしてほしい」というご相談があります。そういうお子さんについては、「学力的に学び直しが必要かもしれませんね」と保護者の方と話し合いながら、このすばるゼミで一緒に頑張っていきましょうということを決めていきます。

特に私たちは、国語と算数という教科を大事にしていますが、その主要教科である国語、算数に苦手意識を強く持つお子さんが多くいらっしゃいます。

また、今のご時世によくありますが、不登校で学校にうまく行くことができていないとか、休みがちになっているとか、そういったことの結果として、勉強が遅れてしまっていることがあります。


本人は勉強したい気持ちを持っていますが、学校にはなかなか行けない。なんとかここで勉強させてほしいと来るお子さんが多いです。

さらに、少し発達に特性があって、学校生活や友達とのコミュニケーションがうまくいかず、自信をなくしてしまっているお子さんもいて、その保護者の方からの「もう少しSST的なサポートをお願いしたい」というご相談から入塾してくるケースも多いかなと思います。


【保護者の方が抱えている困りごとは例えばどんなものがありますか?】

学校に行けないことって、保護者の方にとっても大変な不安ですよね。学校に行けてるのが当たり前というか、普通の感覚じゃないですか。そうすると何とか助けてもらいたい、でも無理やり子どもを行かせるのはすごくきつい、と保護者の方もそこで悩んでしまいます。

でも、この『すばるゼミ』には、‟なんとか子どもが通えそう”とか‟友達同士と触れ合うことができるかもしれない”とか、保護者の方がそういった可能性を見出されて、なんとか助けてもらいたいという思いでいらっしゃる方が多いと思います。


私も自分の息子が1か月ぐらい学校行かない時があって、その時の苦しみを覚えています。力ずくで言ってもなかなかうまくいかないし、かといって子どもが何で行けなくなっているのか分からなかったり、自信をなくしたりしているし。そういうところですごく苦労した覚えがあってお気持ちはわかります。私の子は1ヶ月で済みましたけども、実際に2ヶ月、3ヶ月、1年、、となるとやっぱり大変ですよね。だからそういう方にとって少しでも手を差し伸べていきたいなっていう気持ちは強いです。


【お子さんたちにはどのようなサポートをされていますか?】

まず一つは、僕たち教員ができるだけ子どもたちと触れ合うということが大事だと思うんですけれど、すばるゼミの体制として気をつけていることは、ちゃんと教員歴があって、学習指導する力があって、適切な指導ができるということが一つ。

あと、苦手や得意をきちっと判断してあげること。これを見取る力はとても重要だと思います。この「教員の力」は、ベテランの教員であってもかなり難しいことですが。

学習の中で、子どもたちが反応することや仕草や気持ちの部分で、‟ああ、今日はちょっとノッてるな”とか‟今いい顔したな”という瞬間を捉えて、できるだけ「今のところはいいところだよね」と「わかった?すごいね、気づいたんだね」と反応してあげることで、子どもたちの気持ちを上げてあげることは、ある程度経験をした教員でないとなかなかできないというところがあると思っています。

このような教員・スタッフで子どもたちのフォローに当たるということが大切だと考えています。


【教員の体制について、さらに詳しく教えてください】

はい。現在(2024年12月当時)教員3人で見ていますが、その3人で共有することをとても大事にしています。

来てくださっているお子さんたちのいいところやどんな課題があるのか、それらの課題に対して僕たちはどういう支援をしていくのかということを、3人で知恵を出し合って決めるようにしています。

例えば、すばるゼミに来て授業態度が落ち着かないところがあったり、ちょっとうまくいかなくて気持ちが荒れてしまうときはどうしようかとか、教員の中で相談して対策を取るようにしています。

また、その対策についても保護者の皆さまには、こういう指導をしますよと、指導方針を明確にし、ご納得いただけるよう共有しています。無理のない形でやっていくこと・安心してお任せくださいという、安心感をお互いに持てるようにしています。

保護者の方々も、私たちがどんな指導をするのかということをご理解された上で、お子さんがすばるゼミの生活が送れるようにするということがとても大事だと思っています。これが一番子どもたちをサポートしていく上でとても重要なことだと思います。



それから、子どもたちをサポートするのに最も大切なのが迎え入れる瞬間です。

ゼミに子どもたちが来た時に、僕たちが明るく「よく来たね」と出迎えるようにしています。「今日も元気だね」とか「今日は元気がないかな」ということもありますが、「頑張ろうね」と声をかけながら、明るく迎えてあげることがまず必要だと思っています。

そして、時間ギリギリに来るのではなく、少し早めに来られるように保護者の方にはできるだけお願いをしています。教員が入口から一緒に室内に誘導したり、トランプをしたり。会話している様子を見ながら声掛けをしたり、ピカー(ゼミ内通貨)でお菓子を買って、食べながら話をしたり、そういった少しゆったりする時間を設けることで、安心して授業に取り組めるようにすることも大事と考えています。

この、授業外の時間というのは、実はものすごく大きいものです。

子どもたちにとっては『すばるゼミに来る』ということだけでもかなりのエネルギーが要ることです。不登校などのお子さんにも『頑張って来たね』と声をかけ、そういうエネルギーをまず認めてあげて、安心してもらえるような時間を設けて、ゆったりと授業へのスタートを切るということも大事にしています。


授業中はもちろん、子どもたちの顔色を見ながら様子も気にしています。何問かやって大変そうだなと思ったら、休憩も検討します。50分の授業ですが、真ん中に5分休み、後ろを5分伸ばすなど。学習のねらいとしてやりたいところまでは、できるだけ私たちは対応しますが、無理してぎゅうぎゅう詰め込まないということは思っています。


あと、子どもたちに見通しを持ってもらいたいと思っているので、授業を始める前に

「今日はこういうことをやるよ」

「こんなプリントをやるよ」

と先にまず見せるんです。

具体的にやることがイメージできていかないと、子どもたちの頑張りどころがないわけですよね。


私自身は、(今日はプリント6枚準備したけど大丈夫かな?)とも思うんですが、それでも先に

「この3枚目は、結構楽しいと思うから、まず1、2枚目は先生の話を聞きながら、まずできるようにしようね」

と、話をしておき、3枚上手にいければ「いけたね」と声をかけ、6枚できたら「すごい頑張ったじゃん!」みたいなことを伝えられるということが重要で。


教師の教える技術もそうだけれども、そういう子どもたちとのやりとりを大切にしようねということを教師間で共通理解するようにしています。

この辺りが私たちのフォロー体制として充実していて、頑張っているところかなと思っています。



【学習面以外でお子さんにしているフォローを教えてください】

そうですね。たいてい、例えば今日はちょっとコンディションが良くないですよというのを保護者の方がメールをしてくれるようにしているんですね。

メールしてくれたことに対して、できるだけスムーズに応えて、分かりましたと受け入れるときに気をつけますとか、状況をきちっとわかっておくということは大事ですよね。


【先生のいままでの経験談を教えてください】

私は教員のときには、どちらかというとやっぱり教師のパワーで引っ張ろうとしていた傾向のタイプの教員なんですよ。

ところが、やはりだんだんそれが通じなくなってくる感じがしたんです。いろいろな特性を持っているお子さんが増えてきて、小学校の成長過程だとか、幼稚園での昔の幼稚園と今の保育園ってだいぶタイプも違うし、子どもたちもいろいろ変わってきているし、昔だったらお父さんお母さんが先生だったら許さないぞみたいな感じだったのが、大分だいぶ保護者さんも変わってきて、子どもを褒めて育てなきゃというような形になってきましたよね。

悪いことじゃないとは思っているんですけれど、やっぱり子どもたちが大分雰囲気が変わってきたところで、やっぱりいろんな特性を持っているお子さんというのに出会うことになったときに、ああ、そうか、この子はこういうことが苦手なのに、僕はちょっと無理強いさせていたかなとか、そういうのをすごく教師になっている晩年に感じたんですね。

それでもなかなかそのからは抜けなかったんだけれども、でもそこを脱皮していかないと、そういう子どもたちと触れ合っていくことができないし、その子たちに自信をつけられないんだろうなと思ったので、このすばるゼミは正直、私にとってみると大きな挑戦だし、頑張っていかなきゃいけないところかなと思って努力しているところですね。

はい、そうですね。嬉しいことに、9月から開講してすばるゼミが始まったんですけど、保護者の方はとても私たちの活動に対して好意的に見てくださっているし、とても協力的なんですね。


【保護者の方はどのようにすばるゼミを評価していますか?】

例えば、すばるゼミに通わせるのにお子さんがちゃんと通えるだろうかと思って心配されちゃった方って結構いらっしゃるんだけど、すばるゼミは喜んで行きますとかその日は早く行きたいって言いますとか言ってくださる方もいます。

それからあと、ここは子どもたちにとってみると安心している場所になっているみたいで、勉強も学校の勉強より面白いって言ってくださっているお子さんもいて、そこはとても嬉しいなと思っているんですけど、そういうふうに言ってくださる方も多いですね。

まあ、ホームページの方に少し保護者の方の声をまとめていますので、自分たちで公開しているホームページの文章なんですけれども、正直にちゃんと書いてくださっていて、お話しして書いてもらったものなんですけれども、載っていますので、ぜひ見ていただいて、保護者の方の評価というのも参考にしていただけるといいなふうに思います。



すばるゼミでは

① 通常級に通いながらも学習についていけない

② 支援級で学びながらもさらに学力を高めていきたい

③ 不登校などで学習の遅れを感じている

④ 中学校生活を送りながらも、小学校の学習の理解があまいために苦労している

など、それぞれのお子さんに合わせたコースをご用意しています。


コース詳細はHPをご確認ください。

澄陽学園 すばるゼミ

澄陽学園  すばるゼミ

すばるゼミは 学習支援やソーシャルスキルトレーニングを 必要としている子どもたちのための学習塾です。 子どもたちが 一人ひとりの違いを認め合いながら 自信と学ぶ意欲を取り戻す場所でありたい

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