『世界は経営でできている』を読んだ

すばるゼミ運営代表ブックレビュー

 『世界は経営でできている』を読んだ

経営という言葉と本当に出会ったのは、24歳のころだったと思う。

非常に素晴らしい1冊の本で経営を学び始め、

そこからずっと「経営」の難しさと奥深さに魅了されている。


経営は難しいと思われているが、

1つの技能体系であり、学べば習得することが可能だ。

経営者になることも同様に誰でもできる。

名刺を作って社長と名乗ればいいだけだ。


 しかし経営者を“続ける”ことは難しい。

「経営」に責任をもつ企業経営者としての健康とバランスを保ち続けることは至難の業だ。

経営という言葉を説明できる人は少ないかもしれない。

経営=「企業の金儲け」と短絡的に間違って記憶しているケースは多い。

著者が言うように、本来の経営は、『価値創造(=他者と自分を同時に幸せにすること)という究極の目的に向かい、中間目標と手段の本質・意義・有効性を問い直し、究極の目的の実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を創り上げること』という主張の部分が面白い本だった。


 経営の技能はあらゆる場面に存在していて、

経営の技能は個人の生活や世の中をより良くすることができる。

企業経営の場面だけでなく、

「経営」を広くとらえて人生の経営に役立てる。

という著者の考え方はとても面白いと思う。


第1章 貧乏は経営でできている

第2章 家庭は経営でできている

第3章 恋愛は経営でできている

第4章 勉強は経営でできている

第5章 虚栄は経営でできている

第6章 心労は経営でできている

第7章 就活は経営でできている

第8章 仕事は経営でできている

第9章 憤怒は経営でできている

第10章 健康は経営でできている

第11章 孤独は経営でできている

第12章 老後は経営でできている

第13章 芸術は経営でできている

第14章 科学は経営でできている

第15章 歴史は経営でできている


タイトル:世界は経営でできている

著者:岩尾 俊兵

出版社:講談社現代新書


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