『「公金頼み」と決別する 社会福祉法人の正しい経営』を読んだ

すばるゼミ運営代表ブックレビュー

 『「公金頼み」と決別する 社会福祉法人の正しい経営』を読んだ。

これまで20年以上経営者をしてきた。


その中で、やはり経営には “基本” があるように感じる。

社会的な使命と役割を果たすこと

事業継続のための適正利益をあげること

福祉の事業は経営的な視点で言えば、

労働集約型のビジネスが多く運営が難しい。

人を活かし、人を育て、人を大切にする。


 そのために経営者は経営のプロとしての技能を高め続ける。

当たり前のことを当たり前にやるだけのことなのだが、

経営者として当たり前のことを続けることは意外と難しい。

本書の著者は、

「公金に依存せず自立した経営を実現すること」

これを社会福祉法人の “正しい経営” だと定義している。


 そのために従業員を大切にし、

彼らの幸福、事業の継続、そして地域の貢献を

経営の力で実現している。

非常に学びのある1冊だ。


第1章 万年赤字でよしとされる放漫経営の実態

   ―社会福祉法人の深刻な公金依存の体質

第2章 利益を追求し、地域に還元する

   ―社会福祉法人に求められる正しい経営とは

第3章 「利用者ファースト」の考えを捨てる

   ―従業員の「働きやすさ(=生産性)」を最重視した労働環境の整備

第4章 公金に頼らず、黒字化する

   ―健全な経営を実現する投資とコスト管理の徹底

第5章 50年先を見据えた「発展・継続性」にこだわり抜く

   ―社会福祉法人ならではの事業戦略



タイトル:「公金頼み」と決別する 社会福祉法人の正しい経営

著者:松本 修

出版社: 幻冬舎


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